三十数年の図書館生活の中で、児童担当だけはやらなかったのですが、急に思い出したのが沼田曜一氏。悪役中心の映画俳優より民話の語り部として有名になり、第39回芸術祭優秀賞を受賞した方です。先輩司書に連れられてライブを聞いて、こんな世界もあったのかと感激したものです。三多摩の方で民話教室などもされていたかと思います。「おこりじぞう」を筆頭に著作はいろいろあるのですが、映像や、音源が見つかりません。レコードはヤフオクあたりで出てるようですが、cdは通販で売られセットモノしか引っかからず。You Tubeでも民話の画像は見つからず。テレビ映像とか残っていないのかな。民話なんてテレビでやらないかも。当時の図書館員にはファンも多かったと思うけど、演出が強すぎたかな。こうやって、だんだん人は消えていくのですね。
気になって家探しをしていたら、出所不明のカセットテープが出てきました。子供向けのライブで、MCや子どもたちの声も入っています。レコードから録ったのかな。「やまんば」の途中で終わっています。なかなか素敵な声で、子どもたちの反応も良さそうです。いや、スッキリした。