映画「学校」を見ていて、普通の人たちの幸せという言葉が浮かんだ。「季刊人間雑誌」草風館の創刊号の表紙の扉の出版者の以下の言葉がいつも心に引っかかている。
「わが身・こころもそのひとつである、あたりまえでふつうの人間の、やさしさと哀しみにみちた生き死にを、民族や国家と向きあいながら、記録を中心とする方法によって明らかにしたい。
この仕事をとおして、人間についての知識ではなく、その獲得によっておのれの生き方・死に方がわかるような〈知慧〉の一片を読みて、書き手と共有したいと思う。」
40年ほど前の雑誌だけれど、いまだだに本棚に並べている。正直、あまり読んではいない。相当の気力がなければ読めないような、骨太の雑誌です。大宅壮一ノンフィクション賞受賞の吉田司の「下下戦記」が連載されていたことぐらいで、検索してもあまりヒットしない埋もれた雑誌だけど大事にしたいな。
で、亡くなられてはいますが内川千裕社長は草風館は浦安に来ていたようで、びっくりです。
本棚の隣に並んでいた「季刊 いま人間として」。径書房さんです。これも良い雑誌でした。
季刊 人間雑誌を知っているか
