冲方丁原作の「十二人の死にたい子どもたち」が映画化され、25日から公開ということで、盛んに宣伝されている。密室劇の範疇で”12人もの”と言われるらしい。もちろん本家は「12人の怒れる男たち」。久しぶりに観たけど、やっぱり傑作です。映画の前にはTV版があったようですが、当時は生放送のようですごいですね。見事な脚本で引き込まれます。当時の、アメリカの「正義と良心」を感じさせてくれる映画です。最後に、散り散りになってゆく陪審員たちのラストシーンも良いですね。音楽は、最初と最後だけで、セリフと演技だけで見せてくれます。